起業のアイデア・ネタを見つけたい女性が知っておくべき11のポイント。ビジネスチャンスはどこにあるのか?
これは「女性×起業」に関して検索エンジンでよく検索されているキーワードを調査した際に分かったことなのですが、これから起業したいという女性の中には、起業のアイデア・ネタを見つけたいと考えている女性も多いようですので、今回はそういった女性に向けて起業のアイデアに繋がるニーズやビジネスチャンスをどのように見つければ良いのか?という話をしたいと思います。
Contents
- 1
起業のアイデア・ネタを見つけたい女性が知っておくべき11のポイント
- 1.1 1:ビジネスの原則
- 1.2 2:ターゲットが明確にならないとビジネスの組み立てができない
- 1.3 3:ニーズ=需要はあるが、供給が無い・少ない部分にビジネスチャンスがある
- 1.4 4:誰も見たことも無い、考えた事の無い斬新なアイデアだけが起業のネタではない
- 1.5 5:既存サービスのアレンジ、切り口を変えるだけでも新しいビジネスになる
- 1.6 6:身近な不満やお悩みにもビジネスチャンスがある。アンテナをはることの重要性
- 1.7 7:「自分1人で出来る事」というフィルターを外す
- 1.8 8:既存のものの「組み合わせ」が新しい価値を生む事もある
- 1.9 9:流行のサービスが単純な流行なのか、社会・ニーズの変化なのかを見極める
- 1.10 10:結局は、やるかやらないか?スピード感と勢いは重要
- 1.11 11:自分がそのビジネスをやる意味、理由が明確にあるか?
- 2 まとめ
起業のアイデア・ネタを見つけたい女性が知っておくべき11のポイント
1:ビジネスの原則
無料講座の中でも解説していますが、ビジネスの基本原則は「ニーズに応える価値を提供して対価としての報酬を得る」という事です。
自分が売りたい商品、サービスを先に考えるのではなく、「ニーズ」が先にあってそのニーズを満たす価値を持つ商品・サービスを考えるというのが正しい流れとなります。
2:ターゲットが明確にならないとビジネスの組み立てができない
「ニーズ」から先に考えるという事は、つまりは顧客視点で考えるという事なのですが、そもそも顧客という前に、自分自身のターゲットについて考える必要があります。
起業・ビジネスのアイデア、ネタを探している段階の人は、商品・サービスが決まっていないから、ターゲットなんて考えようがないと思うかもしれませんが、実はそんな事はありません。
ただお金儲けのためのビジネスは長続きしません。
明確な動機と、強いを想いを持って継続できるビジネスを考えていく必要があるので、ターゲットに考える際は
「自分が誰を笑顔にしたいのか??」
これを基準にターゲットについて考えて頂きたいと思います。
自分が笑顔にしたい人をターゲットに設定して、ビジネスを構築できればお客様への価値を提供しつつ、自分自身も満足できる商品・サービスを育てていくことができます。
3:ニーズ=需要はあるが、供給が無い・少ない部分にビジネスチャンスがある
ニーズに対して価値を提供するという事は、需要と供給とも言いかえられます。
大気汚染が深刻な中国で、カナダの山脈の新鮮な空気を詰めた缶が1000円、2000円という価格でネットでバカ売れした話を知っているでしょうか?
カナダでは、とういうよりほとんどの国で0円の価値の空気が、中国では1000円以上の価値を持つのです。
これはまさに需要と供給を捉えた商品・サービスの良い例だと思います。
「キャラクターものではなくて生地もデザインも可愛いガーリーなスマホケースが欲しい」というニーズに対して、日本ではそのニーズに合うものがあまり売っていないとします。
自分で開発するのはお金がかかりますが、例えば、そういう商品が北欧にあるなら、それを仕入れて日本で売れば良いわけです。
まずニーズ=需要がある事。さらに供給側が無い、少ない事。
この状態を見つける事ができれば、そこには必ずビジネスチャンスがあります。
また、場所が変われば需要と供給のバランスが変わるので、自分の居住エリアだけではなく、日本全国や世界まで視野を拡げて考える事が大切です。
4:誰も見たことも無い、考えた事の無い斬新なアイデアだけが起業のネタではない
起業家というと本来は、「社会の仕組みを変える変革=イノベーションを起こす」「0から1を生み出す」といった人の事を指すのだと思いますが「起業」の敷居がドンドン低くなってきている現在では、もう少し身近なイメージになっているかと思います。
実際、誰も見たことも無い、考えた事の無い斬新なアイデアだけが起業のネタという事ではありません。
また、技術が発達している現在では、誰にも真似出来ない画期的なアイデアというのも難しいですよね。
ですので、あまり「新しいアイデア」「斬新なアイデア」という事に囚われすぎる必要はありません。
5:既存サービスのアレンジ、切り口を変えるだけでも新しいビジネスになる
上記の続きになりますが、既存の商品・サービスのアレンジや切り口を変えるだけでも、立派なビジネスプラン、起業のアイデアになる事がよくあります。
「もっと、こうなれば良いのに」「この部分が不満・・・」
こういった事もニーズです。
今まで無かったものへのニーズだけでなく、「不満やお悩み」もビジネスチャンスに繋がるニーズである事を強く意識しておいて頂きたいと思います。
6:身近な不満やお悩みにもビジネスチャンスがある。アンテナをはることの重要性
待機児童の問題や、高齢化社会、少子化などの社会問題には大きなニーズが潜んでいて、最近では、そういった社会課題を解決する分野で起業する人の事を社会起業家と呼んだりもします。
ただ、そういった分野で起業し収益を安定させるのは簡単な事ではありません。
それをわかった上で、「自分が社会を変える!」と宣言出来るぐらい強い想いを持って、人生を捧げる程のエネルギーを注ぎ込んで取り組んでいかないといけません。
でも、何も社会課題のような大きなニーズだけが全てではありません。
例えば「子どもの水筒の飲み口をもっとこうすれば良いのに」「ストローが洗いにくくて、不衛生だからこういう作りにしたら良いのに」という身近な不満も立派なビジネスのアイデアになります。
7:「自分1人で出来る事」というフィルターを外す
身近な不満や気になる点などは、自分ひとりの力ではどうにも出来ない事も多いと思います。
上記の例で「子どもの水筒」という例を挙げましたが、これも自分ひとりで理想的な新しい水筒を開発することは中々難しいですよね。
まず多少のお金をかけてサンプルを作って、中国等の工場に送って、サンプルに合わせて大量生産してもらうというような事もできますが、いきなりは難しいですし、リスクもありますよね。
このケースでは企画書を作って、水筒を製造しているメーカーに企画を持ち込むという事もできます。
自分ひとりで出来ないことは、協力者を募ったり、企業に企画を持ち込む等、他人の力を借りれば良いので、ビジネスのアイデアを思いついた時に「これは自分では出来る内容じゃないな」と簡単に諦めずに色々な可能性を探っていただきたい思います。
「自分1人で出来る事」というフィルターを外して、自由に発想することで、ビジネスのチャンスは大きく拡がります。
8:既存のものの「組み合わせ」が新しい価値を生む事もある
世界の資産家のトップ100にも入り、日本を代表する経営者になった孫正義さんは学生の頃、1日1つ新しい発明・ビジネスのアイデアを生み出す事を自らの課題とし、キーワードの組み合わせが作れる簡単なプログラムを作っていたという話があります。
「掃除機」×「旅行」
「睡眠」×「図書室」
など、自由なキーワードのランダムな組み合わせを作る事ができるプログラムを作り、出てきたキーワードの組み合わせから柔軟にアイデアを考えるという取り組みですね。
当然、どうしようも無い組み合わせもあると思いますが、「おっ!」と思う組み合わせが出て来るまで、続ければ良いわけです。
上記のものはあくまで適当な例ですが、この組み合わせだと、例えば「仮眠室のある図書館って人気が出るんじゃないか??」とかね。
言いたいことはこのように、既存のものの組み合わせが新しい価値を生み出すという事があるという事です。
「本屋×カフェ」「ペット×カフェ」「コインランドリー×カフェ」等、カフェ等の憩いの空間と別のサービスを組み合わせたものも、最近は多いですよね。
9:流行のサービスが単純な流行なのか、社会・ニーズの変化なのかを見極める
流行しているサービスにビジネスチャンスが有りそうだから、自分も乗っかろうという感じで、簡単に飛びついてしまう人もいますが、それが一時的な流行なのか、社会・ニーズの変化によるものなのか?をしっかり見極める事は重要です。
一時期「白いたい焼き」が流行してフランチャイズの権利ビジネスのように一気に全国に拡がったけど、一瞬で消えましたよね。
儲かりそうだから、今流行っているからといって、ああいう一時的なブームのものに乗ってしまうと痛い目にあうのは目に見えています。
別の例として、最近はシェアリングエコノミーといって、例えばカーシェアや、駐車場のシェアが流行っていたり、ブランドバッグを購入して所有するのではなく月額料金でレンタルするようなサービスが流行っていますよね。
これは「モノ、お金、サービス等の交換・共有でより効率的、合理的な社会を目指そう」という社会の変化、人の価値観の変化によるものなので、一時的な流行ではなく、大きな社会の流れの中で生まれるニーズ、ビジネスモデルと言えます。
10:結局は、やるかやらないか?スピード感と勢いは重要
そして、これだ!というビジネスのアイデアを思いついた後は・・・というと、そこからは単純に「やるかやらないか?」の勝負となります。
誰も思いつかない革新的なアイデアは簡単に生み出せるものではありません。
自分が新しいと思っていても、日本のどこか、世界のどこかで同じような事を発想している人が沢山いるという状況の方が多いと思います。
だからこそ「スピード感」は大事で、一気に推し進めて市場のシェアを取ってしまうぐらいの勢いが必要となります。
アイデア自体、価値のあるものではありますが、それを商品・サービスなどの形にしないと意味がありません。
11:自分がそのビジネスをやる意味、理由が明確にあるか?
最後に。
思いついた起業・ビジネスのアイデアについて改めて「自分がそのビジネスをやる意味、理由が明確にあるのか?」という事を考えて欲しいと思います。
女性の起業家は3年未満という短い期間で廃業してしまう率が非常に高く、「事業の継続性」が大きな課題となっています。
これには色々な理由がありますが、少なくとも「このビジネスをやりたい!」という明確な動機・想いが無いようでは長続きしません。
最近だと「民泊をやってみたい!」という人は多いですが、「なんで貴方がそのビジネスをやるんですか??」と質問したら、お金儲けのため以外の回答が出来ずに固まってしまう人が多いと思います。
まとめ
起業はアイデアが優れているからといって、必ず成功できるものではありません。それ以上に、そのビジネスを自分がやる動機や想いが重要になります。だからこそ、起業・ビジネスのアイデア、ネタを探すという考え方ではなく、「自分が誰を笑顔にしたいのか?」「その相手に提供できる価値は何か?」という「ターゲットと提供する価値」を基準に自身のビジネスを組み立てて頂きたいと思います。
この辺りの事は、無料動画講座「起業する女性が絶対に知っておきたい5つのポイント」の中でもしっかり解説している内容ですので、動画の方もチェックしてみて下さい。