POP作成が上手という特技を女性起業家のビジネスにできるか?ビジネスの提案力が重要
商品の販促用POPを作成するのが得意、手書きの絵がが上手という特技を持っている女性が、実際にそれをビジネスにしていく事はできるのでしょうか?
結論から先に書くと、しっかりビジネスの形にしていく事は可能です。ただし、いくつかクリアすべき条件があります。
今回は、かなり限定的な話ですが「POP作成」という技術をビジネスに変えていくために必要な考え方、取り組みについて解説していきたいと思います。
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そもそもPOP作成にニーズはあるのか??
商品価格の表示以外に「商品のPRポイントを記載したPOP」を手作りで設置している店舗は沢山ありますが、商品を販売している店舗の全体で見ると、実はあまりしっかり取り組めていない店舗の方が多かったりします。
ただ実際には「POPを工夫すればもっと売れるかもしれない」という考えのある人は少なくないですし、少しでも売上を伸ばしたいというのは全ての人のニーズですよね。
だからこそ、売れる商品ポップを提案できる人がいて、結果が出るという期待感が持てるなら、試してみたいと考える人は多いと思います。
商品POP作成サービス等、基本的に「売上アップに繋がる提案」に関しては、絶対的にニーズはあると考えて問題ありません。
肝心なのは、サービスの見せ方、売り込み方という事になります。
苦手な事を他の人に頼みたい、外注したいという考えの人は沢山いる
どんなビジネスでも「限られた時間を有効活用する」という事は経営者の課題です。
結果と効率性を同時に求める経営者は多いので「商品POPを外注して売上が上がる」という判断がつくなら外部のサービスを利用するという判断をする人は必ずいます。
また、経営の効率化というレベルの判断でなくても、単純に自分が苦手なものをやるのは非効率&良い結果にならないという理由で、出来る人に頼みたいという考えを持つ人も多いです。
人の苦手=ニーズといえますので、自分の得意分野を「代行サービス」という形に変えるビジネスというのは数多く存在します。
POP作成のビジネスに資格は必要ないからこそ、制作物の見た目、販促実績がものを言う
まず、販促用のPOP作成をサービスとしてビジネス展開する上では、特に必要となる資格などはありません。
ただし、資格要らないからといって、ビジネスにするのが簡単か?というとそうではありません。
むしろ資格がないからこそ、制作物の見た目、販促実績のみがものを言う世界となります。
要は「結果を出す」ということでしか勝ち抜いていけない実力主義の厳しい世界という事ですね。
お客様にサービスを選んでもらう段階では少なくとも「結果が出そう!」という期待感を持ってもらう必要があります。
販促に繋がるサービスは「マーケティング力」があってこそ!
まず、重要な事は、商品POP等、売上アップに関わる商品・サービスの場合、サービス提供者に「マーケティング力」が無いと中々うまくいきません。
ただ、可愛いポップ、魅力的なポップが作れるだけではなく「なぜ、このPOPにすれば売れるのか??」という事を合理的に説明できる力が必要になります。
・お店のトーンがシックなのでこういう色味の台紙の方が映える
・ターゲット層がこの年代であれば、こういうポップの方がウケが良い
・この商品の場合は、◯◯の部分を推した方がターゲット層に響く!
・商品のイメージがこうなので、キャッチコピーはこの路線で
・入り口からの導線を考えると、ここに一押し商品を設置して、このPOP
など、ターゲット層やそのニーズ、商品イメージ等を踏まえて、場合によってはディスプレイの方法や、店内の導線も含めて提案を行う必要があります。
POP単体だけではなく、店舗の売上アップについて全体的な提案が出来るという事はコンサルにも近いですが、このような力を伸ばしていかないと、中々POP製作だけでビジネスの収益を伸ばしていくことは難しいと思います。
「売れる商品・販促POP」作成代行サービスをビジネス化して伸ばしていくためには?
見た目に分かりやすい実績を作る
まず直接営業する場合は、作成するPOPの例を「商品ジャンル別」、「テイスト別」、「ターゲット層別」に、ファイルなどに整理して、実際に見せられるものを準備して常に持ち歩いておく事が必要です。
また、WEBサイトでも同様に実績や製作例を掲載しておきましょう。
チラシはマーケティング的に考えられたものを
商品POPという販促・売上アップに繋がるものを提案するわけなので、そのサービスのチラシが見た目的にパッとしないものだと全く説得力がありません。チラシを作成する際はデザイン性はもちろんですが、インパクトが有り、レイアウト的にも練られたものを準備して下さい。
チラシのデザインで、POPの提案力も伝わる。それぐらいの質のものを作成する必要があります。
ディスプレイ提案と絡めて提案・情報発信
POP作成は潜在的なニーズは合っても必要性を強く感じている人は少ないので、どうしても「POP作成の代行」サービス単体だと集客の間口が狭くなりがちです。
そのため、より幅広い人が興味を持つ分野も絡めて提案し、商品・サービスをPRしていく方が賢いと思います。
例えば「売れるディスプレイ提案」などと組み合わせるのも、良い方法だと思います。
「売れる店舗作り講座」「売れる商品POP作成講座」などを実施
商品POP作成代行サービスの手堅い方法としてはやはり上記で紹介したような少し幅広い提案も含めた「売れる店舗作り・ディスプレイ講座」「売れる商品POP作成講座」などのセミナーを実施し、見込み顧客を集めていくことです。
セミナーでサービスの価値を知ってもらい、人としての信頼も得て、まずはおためし的にサービスを利用してもらう事を第一歩にするというのが、集客しやすい流れになると思います。
WEBで全国から集客を!
自分の在住エリアだけだと、サービスにニーズを持つ人が少ない場合は、やはり全国からお客様をとっていかないと、売上を伸ばしていけません。
POP作成のオーダーはWEBで全国から受注可能です。
まずはサービス内容と実績・製作例を分かりやすく掲載し、店舗の販促に関する情報発信で検索エンジンから幅広く見込み顧客を取り込んでいきましょう。
また、上記のセミナーは動画にしてWEBに掲載することもできるので、是非動画も活用して下さい。