流行・ブームのビジネスは長続きしない!?ビジネスがうまい人は投資と撤退の判断が早い

雑誌やTVなどでよく特集が組まれている、Facebook・Instagramなどでもよく目にする。こういった商品・サービスは明らかに流行しているので、参入できればビジネスチャンスはあるし、注目度が高いのでお客さんもいっぱい呼べると考える方は多いと思います。

ただ、こういった流行しているビジネスに参入する場合、一時的な流行で終わるのか?お客さんが定着する継続可能なビジネスなるのか?に関する事前の見極めと、一時的なブームで終わると分かった上で参入するのであれば投資と撤退のタイミングまで考えておく必要があります。

 

ブーム・流行の商品・サービスは終わりも早い

流行に敏感な女性の方は特に実感している人が多いと思いますが、大きなブーム・流行となった商品・サービスは終わりが来るのも早いですよね。

熱狂的なブームであればあるほど、その傾向は強いと思います。

ビジネスにおいても、この「流行の移り変わりの早さ」というものは意識しておく必要があります。

 

白いタイヤキブームが生んだ悲劇

以前「白いタイヤキ」ブームがあった事はご存知でしょうか?

まるで詐欺のように一気に全国にフランチャイズが拡がって、スゴイ勢いで下火になりましたよね。

通常フランチャイズの権利を取るのは200〜300万円はかかります、省スペースで出来るビジネスだっととは言え、店舗の諸経費等も含めると400〜500万ぐらい投資した人が多かったのかな?と思うのですが、この白いタイヤキで大きな赤字を負った人は全国に沢山いるようです。

これは後先考えず勢いで流行に乗って投資して失敗したという分かりやすいケースだと思います。

 

民泊は儲かる!?でも撤退タイミングを間違ってはいけない

民泊は法整備の問題など、まだまだ課題は多いですが、しっかり条件をクリアして参入できれば大きなビジネスチャンスがあるのは間違いありません。

ただし、日本全体の流れとしてはこれからドンドン人口減少社会に向かっていく訳ですし、逆に借り手不足の問題が起こってくるのは明らかです。

現在、熱気を帯びている民泊も、2020年の東京オリンピック終了以降はどうなるか?という予測を立てて、撤退のタイミングも合わせて検討しておくことが重要です。

盲目的にこの状況がずっと続くと信じて撤退タイミングを間違うと大きな負債を背負うリスクさえ有ると思います。

 

ズンバ、SUP、エアリアル・ハッモックヨガ。ずっとブームは続くのか?

女性のビジネスでも同様です。

主婦・女性の間でズンバが流行っている。ヨガがどんどん多様化していて、ホットヨガ、ビーチヨガ、エアリアル・ハンモックヨガが流行っている。SUPも注目され始めた。

こういった状況の中で、インストラクターの資格を取って、ビジネスを始めようという女性も多いですが、是非、このブームがずっと続くのか??という事を自問自答して頂きたいなと思います。

時間とお金をかけてインストラクターの資格をとって、スタジオの内装費にも投資した。

でも1年でブームが去ってしまい、投資したお金を回収さえできなかった・・・という事になっては悲惨です。

 

ブームやニーズの変化に柔軟に対応できるかどうか?

上記のような例でも、一つのメニューに拘らず、ヨガを軸に様々なバリエーションのメニューを展開する。ズンバのブームが去ったら、また別のダンスエクササイズを学んで、事業を転換する等、ユーザーのニーズに合わせて事業をアレンジしたり、転換する事ができる柔軟性があるかどうか?はビジネスの継続性に大きく影響します。

一つのビジネスモデルに固執しし過ぎてしまうと、ユーザーのニーズの変化に対応できません。

これには自分のやりたい事基準ではなく、ターゲット層のニーズを基準に、常にお客様視点の考え方をする事が重要です。

 

ビジネスがうまい人は投資と撤退の判断が早い

とにかくビジネスとして割り切って収益を追求する人で、ビジネスがうまい!と思える人はやはり、上記のような内容を把握し、投資と撤退の見極めがうまい・判断が早いという特徴があります。

参入も早いし、撤退も早いというのが一番の特徴ですね。

逆にビジネスが上手でない人は、参入が遅く(場合によっては下火直前、もう終わりが見えている状態)、さらに撤退の判断がつけられずズルズル赤字を膨らませてしまう人が多いです。

いずれにしても、流行・ブームの商品・サービスには大きなビジネスチャンスが有り、その裏に同等のリスクもあるという事を意識しておく事が重要です。

 

まとめ

以上、今回は流行・ブームのビジネスに参入する場合に必要な意識、考え方について解説させて頂きました。

基本的には「誰を笑顔にしたいのか?」「その相手に自分が提供できる価値は何か?」という基準でビジネスを考えて頂きたいと思いますが、流行・ブームのビジネスへの参入を検討されている方は、是非、今回の記事の内容を参考にして頂ければと思います。


筆者
黒瀬 圭

黒瀬 圭(Kei Kurose)
Girl’s Standard主催/株式会社ドリームテラー 代表取締役

1981年生まれ。沖縄県宜野湾市在住(出身は大阪府大阪市)
WEB制作、集客支援業務に12年以上携わり、子育て世代応援サイトも 運営。自身も2児のパパ。現在は、女性の起業、長く続くビジネスの 支援する立場として、全国の女性の自立支援に力を入れています。
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