女性・主婦の起業資金の貯金に自動積立定期預金をオススメする理由。お金を貯めるのが苦手な方も必見
起業を目指してお金を貯めようとしているけど、なかなか思うように貯まらない。そもそも貯金が苦手という方もいると思います。
起業資金については、公庫や銀行から融資をうける事も可能ですが、仮に融資をうけるとしても自己資金は出来れば100万円程度。最低でも50万円程度は準備したいところ。
でも稼ぎの良い人でない限り、50万円・100万円貯めるってハードルが高いですよね。お子さんのいる主婦の方は尚更だと思います。
という事で、今回は貯金が苦手という方でも確実に貯めやすい「自動積立定期預金」というものについて紹介、解説していきます。
貯金が苦手なのは、実は講師の黒瀬も同じです(笑)苦手なら、苦手なりの貯め方があるという事ですね♪
Contents
自動積立定期預金とは?
一般的な定期預金は満期になるまで預金の引き出しが出来ない、もしくは一定期間を過ぎるまでは引き出しできないという形ですが、「自動つみたて定期預金」は入出金が自由というものが多いんです。
毎月決められた日に自分の銀行口座から定期預金口座に指定した金額が自動振替で入金されるのは一般的な定期預金と同じですが、余裕がある時にはいつでも入金出来ますし、逆に「あっ、今月ヤバいな・・」とか万が一のトラブルがあった際に自由に出金できるというメリットがあります。
お金が貯められない人は「あると使ってしまう」という人が多い
そもそもの話ですが、お金が貯められない人、貯めるのが苦手という人の多くは「お金があると使ってしまう」という共通点があると思います。
これは浪費癖があるとかそういう話ではありません。給料でもパート・アルバイト代でも貰った金額全体でやりくりを考えてしまい、貯金するつもりだったのに、いつの間にか無くなっている・・・。そういう感じの人が多いと思います。
そもそも無いに等しい状況を作るためには先にお金を移してしまうのが一番
貯金が苦手という人も例えば給料が2万円減ったら生活できなくなるか?というと、そうなったらそうなったで、あるお金の中からやりくり出来るという人が多いと思います。
だからこそ給与を受け取っている口座から自動振替で貯金用口座にお金を移す事ができる自動積立定期預金を活用して、「最初から無い」に等しい状態を作ってしまった方が、確実に貯められますし、貯金分を除外したお金の中でのやりくりを考えやすくなるという事です。
世帯収入が30万なら例えば3万円は自動で積立用口座に振替られて、残った27万円の中でやりくりする。この方が非常にシンプルですよね。
なぜ起業資金の貯金には出し入れ自由の自動積立定期がオススメなのか?
それで、なぜ「起業家資金の貯金」で考えた時に、一般的な定期預金ではなく、出し入れ自由の自動積立定期がオススメなのか?という事ですが、これにはいくつか理由があります。
そもそも短期集中型の貯金
まず、起業資金の貯金は目標金額を決めた上での短期集中型の貯金です。ビジネスにはスピード感も重要ですので、3年も5年も悠長に起業を資金を貯めるわけにもいきません。貯金している期間にターゲット層のニーズも変化していくことだってありますので、やはり1年程度で資金を貯めるという考え方の方が良いと思います。
3年・5年満期の定期預金だと期間が長すぎますし、起業資金の貯金には向いていません。
住宅資金や老後資金のための定期預金とはそもそも考え方が違うという事です。
余裕がある時に自由に入金できるのも強み
目標資金が貯まれば、早く起業をしたい!と考えている方も多いと思います。毎月無理のない金額をつみたてているけど、今月は余裕があるから余ったお金を入金しよう!こういう事ができるのが自動積立定期預金のメリットです。
女性の方の場合、開業届を出さない起業の準備段階から、小さくビジネスを始める方も多いのですが、イベント出店や自主開催の企画イベントなどで収入が上がる事もありますよね。
こういったビジネスに関する売上も開業資金として預金してしまえば良いわけです。
急なトラブルにも対応しやすい
お子さんのいる主婦の方だと急な出費や万が一のケースも起こりやすいため、満期まで下ろせないタイプの定期預金だとリスクもあります。
いずれにしても目標金額が溜まるまで出金はしないというのが基本ですが、急なトラブルに柔軟に対応できるという意味でも、自由に出金できるタイプの自動つみたて定期預金がオススメです。
個人事業の開業後も積立を継続することをオススメします!
起業資金の貯金用に作った口座なので、目標金額が貯まって実際に開業したら口座としての使いみちが無いか?というとそうではありません。開業後も余力としての運転資金、事業拡大のための余力となる資金を貯めていく事が重要なので、自動つみたての定期預金は大いに活躍してくれます。
まず、個人事業の場合、生活に関するお金と事業用のお金の線引きが難しく、ごっちゃになってしまいがちなので、生活用口座とは完全に切り離した「事業用の口座(屋号+個人名で作成)」を作成する事を推奨します。
その上で、今までは生活用口座→定期に振替していたものを、開業後は振替元となる口座を事業用の口座に変更して、振替を継続して下さい。
講師の黒瀬が代表を務めている会社は「法人」ですが、毎年、法人税+消費税の支払いがあるため、この自動つみたて定期預金で消費税用のお金を貯めています。
義務とはいえ、まとまった金額の支出がドンッとあるとかなりキツイんですよね。
でも、積立で税金支払の準備金があると精神的にもかなり気が楽になります。
個人事業を開始してすぐの段階では消費税の支払いは無いですが、利益が出ればキッチリ税金は出ますし、出金が自由な自動積立であれば広告費をかけるとか、設備に投資するとか、まとまったお金が要るときにも使えますよね。
そういう意味で、是非、開業後も自動振替の積立預金を継続して欲しいなと思います。
計画性・継続性こそビジネスに必要なポイント
今回は起業資金の貯金の仕方という内容でお話していますが、こういった計画性、継続性というのはビジネスにとって非常に重要なポイントとなります。
金融機関から融資を受ける場合でも、自己資金がある人の方が計画性・準備の意識があると見られやすく、融資担当者からの評価も高まります。
自分にあった貯金の仕方を選ぶのが一番ですが、思うように貯められないという方は、是非、自動つみたて型の定期預金も活用してみて下さい(*^^*)