起業アイデア:入園グッズ、育児に関する手作り・裁縫代行サービスの実例から学べること
起業のアイデアやビジネスを探している女性起業家も多いという事で、今回は「手作り・裁縫代行サービス」というビジネスの実例を挙げて解説していきたいと思います。
Contents
手作り・裁縫代行サービスとは?
基本的に小さなお子さんがいるママさんを対象にしたサービスです。
保育園、幼稚園の入園グッズとして手作りのカバンやシューズバック、巾着袋などの手作りが必要となるケースが有りますが、要はこの手作り・縫製を代行するというサービスです。
趣味や得意な事を仕事にするという考え方で、ハンドメイド作家さんが別メニューとして手作り・縫製代行を行っている例などもあります。
ビジネスとして成立するのはニーズがあるから
保育園や幼稚園から「手作りで準備」と言われていても、お子さんのいるママさんは忙しいですし、育児と仕事を両立している方もいます。
「時間が無くて作りたくても作れない」「縫製等の作業が苦手」「ミシンが無いし・・・」「自分では作れないけど、どうせなら子どもが喜ぶ、他には無い可愛いオリジナルのものを用意してあげたい」というママさんもいますよね。
本来なら自分で手作りすべきというのは当然なのですが、代わりに作ってくれる人がいればお願いしたいというニーズを持っている方も沢山いるというのは事実なので、そのニーズに応えるサービスとして「手作り・縫製を代行」というビジネスが成立するわけです。
手作り・裁縫代行は、狭い範囲だけをターゲットにしていては収益は見込めない
手作り・裁縫代行に対するニーズは、一部のママさんが持っているニーズというレベルのため、自分の居住エリア、周りのママさん等、狭い範囲だけを見てしまうとお金を出して依頼する人がごく少数しか居ないという状況になってしまうと思います。
このビジネスの場合は、やはりWEB、インターネットを活用して、全国を対象にサービスを展開することが重要になります。
そうしないとコンスタントに売上をあげる事は難しいと思います。
WEB集客のためには手作り・縫製に関する幅広い情報発信が必要
手作り・裁縫代行に対するニーズを持つ人をWEBで集客する際の考え方ですが、手作り・裁縫の「代行という部分」についてのみ情報発信をしてもあまり情報は増やせませんし、うまくいきません。
ニーズを持つターゲット層を呼び込む必要があるので、入園グッズについてのお悩み・ニーズを持つ人が欲しい情報を掲載するという考え方が重要です。
ですので、代行サービスに関する記載だけでなく
・バッグやケースなどの作り方
・入園時に必要なグッズについての基本情報
・他の人との差の付け方、ポイント
・生地やパーツに関する情報
等を幅広く載せていく必要があります。
「代行サービスをするのに、作り方を教えるような情報発信をするの?」と思う方もいるかもしれませんが、検索エンジンはテーマについて幅広い情報を持っているサイトを評価するため、代行のみに偏った情報を載せ方をしても検索エンジンの上位表示が難しいですし、作り方の情報が載っているからといっても結局「自分で作れない人は作れない」「代行してもらいたい人は、代行してもらいたい」という事は変わりません。
また、より幅広い情報発信をする事で、サイトを訪問する層の幅も拡がりますので、別の商品・サービスを展開するチャンスにも繋がります。
作り方を知りたい人、自分で作りたい人向けに生地やパーツ、キットを販売する
入園グッズの準備や作り方に関する情報発信をする事で、代行サービスを利用したい人だけでなく、作り方を知りたい人、自分で作りたい人もサイトを訪問する事になります。
サイト内で「生地」「パーツ」「入園グッズ製作キット」を販売する事ができれば、手作りをしたい人のニーズにも応え、売上を上げる事ができるようになります。
メインのターゲットが「入園グッズの作成を代行してもらいたい人」だとしても、サイトを訪問するユーザーのニーズに合わせたメニュー展開を柔軟に考える事で、ターゲット層の幅を増やし、売上の柱を増やしていくことができます。
顧客が持つ潜在的なニーズから他の商品・メニュー展開に繋げる
手作り・縫製代行サービスを利用したいという人の特徴や、他にどういうニーズを持っているかを考えることで、他に提案できる商品・新メニューを開発する事もできます。
入園グッズの製作代行を依頼する人は
・時間は無いけどお金はある?
・手作りが苦手、器用ではない
・お金がかかっても子どもに良いものを使わせたいと考えている
・苦手なもの、効率が悪いものは得意な人に頼む、外注する
・過程よりも結果。合理的な考え方をする
という風に考えていくと、入園グッズ以外でも、代行サービスを利用する可能性が高いユーザーであると想定できます。
例えば
・家事代行サービス
・整理収納のアドバイス
・時短で見栄えの良いお弁当レシピの情報
などに興味を持つ可能性が高いという判断ができるので、こういった新メニュー・サービスに展開していけば良いという事になります。
まとめ
ターゲット層が狭い、特定のニーズをついたビジネスの場合、競争相手が多くないため集客はしやすいのですが、狭い範囲にしかアプローチできなければ、そもそもニーズを持つ人がほとんど居ないという事になってしまいます。
なので、WEBを活用し全国から見込み顧客を取れる取り組みをする事が必須となります。
単なるお小遣い稼ぎではなく、ビジネスとして大きく育てていくためには、その上で、ビジネスのテーマに関連する幅広いニーズに対応できる商品・メニュー展開を行う、ターゲットユーザーのニーズに合わせた別メニューを提案まで検討するがあります。